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Translate Toolkit はソフトウェアの国際化、翻訳を行うためのソフトウェアツール群の名称である。Translate Toolkit が備える機能を他のプログラムから利用するための API も備える。 Translate Toolkit は Python で書かれており、2002年に Translate.org.za〔ホームページ 〕 において開発が始まり、2010年の時点では他の開発者も加わってフリーソフトウェアとして開発が行われている。 == 開発の経緯 == Translate Toolkit は David Fraser が Translate.org.za で使うために開発した mozpotools が元になっている。Translate.org.za では gettext の PO ファイルを翻訳することで KDE のローカライズを行っていたが、利用者の視点やクロスプラットフォームであることなどから、Mozilla Suite のローカライズを優先することにした。Mozilla では gettext 対応が進んでいなかったため、新たな翻訳支援ツールを開発する必要が生じた。そこで、Mozilla の DTD ファイルと .properties を gettext の PO ファイルに変換するツールとして、mozpotools が開発された。 必要に応じて、翻訳元のワード数をカウントし作業量を見積もるための pocount、翻訳文を検索するための pogrep、翻訳の質をチェックするための pofilter などが開発された。 Translate.org.za で OpenOffice.org の翻訳が始まったときには、translate toolkit が OpenOffice.org の内部データの形式に対応するのが適切とされた。現在では OpenOffice.org の国際化、翻訳は PO ファイルで行われるのがデフォルトである。 Translate toolkit の開発は、WordForge プロジェクトの一部として大きな支援をうけ、PO ファイルに加えて XLIFF 形式を扱えるようになった。また OpenDocument 形式から XLIFF 形式への変換やプレースホルダー (記号、略語、専門用語など) の管理などには金銭的な支援を受けて開発が行われている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Translate Toolkit」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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